歯科医院でどんどん溜まって困りがちな試供品やサンプル管理のコツ 

はじめに 

歯ブラシや歯磨剤の試供品がどんどん増えているけれど一体どこに置けばよいの?と頭を抱えておられませんか?
ドクターの元には多くの業者が訪れサンプルや試供品も次から次へ届くため、一体どうすれば・・・とお困りの院長先生やスタッフ様の様子を多く見てきました。

この記事では、管理に困る業者からの試供品やサンプルの取扱いアイデアをご紹介します。 

その試供品、医院としてお勧め(配布)したいですか? 

診療室内部や周辺の収納が一杯。
埋まっている場所の一部が試供品類で占められていることもよく見られます。

すぐに配ることができるサンプルなら良いのですが
「当院の方針として、実はお勧めしたい商品ではないのですよ」というコメントを頂くことも少なくありません。 

本来、配りたくない試供品やサンプルは医院に入れない(もらう前にお断りする・受け取らない)のがベストですが、業者との関係性で断りにくい場合もあるでしょう。
その場合は積極的に配布・消費したい試供品だけを残し、
お勧めしたくない試供品は早急にスタッフや知人に配ってしまいましょう。 

試供品やサンプルを置いておく位置をどう判断? 

物販在庫にも共通しますが、試供品やサンプルの定位置に適した場所は、
誰がどこで配るのか?を考慮に入れながら決定します。

適切な場所が物ですでに塞がっている場合には、
置きたい場所に置いてある他のものを予め選別するなどしてスペースを確保しておきましょう。 

配布方法別の置き場所

  • 患者様に自由に持ち帰ってもらう 
    → 医院入口~待合エリアで、患者様が手にとりやすいところ 
    → 「ご自由にお持ちください」の掲示を添えて置いておく 
  • 受付で、受付スタッフが配布する。 
    → 受付またはその周辺 
  • カウンセリングをしながらスタッフが渡す 
    → カウンセリングルームまたはその周辺
  • DH(歯科衛生士)さんが患者様にお試しで使用するなど体験頂いてから渡す。使用方法を解説する 
    → チェア周辺(頻回に使う場合) or 診療在庫やツールを収める収納庫(1日1回以下) 
    → 販売につなげたいなら、患者様の視界に入る位置に見栄え良く配置するのもよい 

試供品やサンプルと一緒に配りたい案内文書やパンフレットも
試供品のすぐ近くに置いて、配りもれがないよう準備しましょう。 

試供品は場所ふさぎになる。定期的に鮮度などを確認 

しばらく前にもらった試供品がそのまま忘れて放置→場所ふさぎになっていることもよく見かけます。
年に1-2回は期限切れや劣化がないかをご確認ください。

時間が経過したもの、使う見込のないものを見直して頂くことで、
新しい試供品・推したい商品、診療にが配置しやすくなります。 

まとめ 

どんどん溜まる試供品は知らず知らずに場所ふさぎになりがちです。
患者様にお勧めしたい試供品は担当者を決めてどんどん配布。
必ずしもお勧めしたくないものはスタッフや知人に早急に配布するなどして消費を進めていきましょう。

ただでさえスペースは限られますので、
診療・事務処理に必要な物品が置くゆとりを持たせるためにも、
試供品はメリハリをつけた管理をお勧めします。 

今日もここまでお読みくださりありがとうございます。